2026年10月 己れの愛しいことを知るものは・・・

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コーサラ国の王パセナーディと王妃マッリカーのある日の会話

 

「マッリカーよ、この世の中に、自身よりも愛しいと思うものがあるだろうか」

「パセナーディ、私には、この世に自分よりも愛しいと思われるものはございません、王さまはいかがでしょうか。」

「マッリカーよ、私にも、そうとしか思えない。しかし・・・

日頃より教えを頂くブッダの教えは、そういうことではないように思えるのだ。」

 

王はブッダを訪ねて、このことについて教えを乞いました。

ブッダは答えました。

 

人は、己れより愛しいものを見いだすことはできぬ。

それと同じく、

他の人々にも、自己はこの上もなく愛しい。

されば、

己れの愛しいことを知るものは、

他のものを害してはならぬ。