仏さまというのは、私たちがお願いをしなくてもすでに願ってくださっています。拝んでくださっています。願いを受け取るのは仏さまではなく、私たちの方なのです。
他人への親切、好きな人に寄せる想い、その人のことを思って叱ること…両者の思いが成立するのは届けた時ではなく、相手が受け取った時です。届けることも大事。しかしそれ以上に届けられる思いに気づき、受け取ることが大事。
仏の世界に往かれた今は亡きあの方からの思いは、今現在に限らず、過去からも発信されています。その時はなんとも思わなかったことも、時間が経った今だから素直にその気持ちを受け取ることができるということもあります。また同じ歳、同じ立場になってみてはじめて気づくこともあります。そんな時、自然と掌が合わさります。
願いを受け取る。それを供養といいます。
