西光寺について
ひとすじに 誓いをたのむ あま小舟 西の光の さすにまかせて
名称 | 雲龍山 西光寺 |
開創 | 天文18年(1549) |
開山 | 恵空慈道上人 |
宗派 | 浄土宗西山禅林寺派 (本山は京都 永観堂禅林寺) |
宗祖 | 法然上人 |
派祖 | 西山上人 |
札所 | 印南西国三十三カ所霊場 第四番 播磨四国八十八カ所霊場 第八十番 |
西光寺の歴史
西光寺の建立は天文18年(1549)。室町時代の後期、足利義輝の時代にあたります。淡路島より布教のためにこの地を訪れた恵空慈道上人が、当寺を建立したのが始まりと伝えられています。
万治3年(1660)、第5世雲空閑龍上人代に開創時の本堂が再建され、その後江戸中期頃までに山門・庫裡・禅堂(客殿)が整備されました。明治10年(1877) には、廃仏毀釈により町内にあった潮照寺(天台宗)が廃寺となるにあたり、その本堂と寺宝が当寺に移されました。昭和22年(1947)には、町内の忠魂碑を境内に移築するなど、大塩の町と共に歩んできました。その後本堂は昭和59年、庫裡は平成期に再建されましたが、第9世寥空廓道上人代(1706~1727)の山門や、宝暦12年(1762)に建てられた鐘楼は、修繕を加え現在もその姿を留めています。
住職ご挨拶
西光寺第20世住職 曉空靈閑
ようこそ雲龍山西光寺のウェブサイトにお越し下さいました。西光寺住職の大塚靈閑(法名:曉空靈閑)と申します。昭和58年、西光寺に生まれ、平成23年法脈相承(加行)、平成29年に西光寺第20代住職を拝命いたしました。当山は1549年に恵空慈道上人がこの大塩の地に西光寺を開創して以来、地域に根差したお寺として500年近い歴史を刻んでまいりました。
お寺は私たちを支えてきて下さったご先祖の供養をする場としての役割はもちろんのこと、今を生きる私たちがより良く生きるための指針に出逢える場でもあります。お釈迦さまは、今なお色褪せることのない処方箋としてその教えを、悩み多き現代に生きる私たちに届けて下さっています。仏教は求める宗教ではなく、気づきの宗教です。一人でも多くの方が仏の教えに出逢うことで、新たな世界が開かれることを願っております。
合掌